WEB連載 能登を癒やすちから
第3回 コメディーユニット ゲンタケ
復興応援 能登半島縦断ツアー『春夏秋冬』
能登は“ホーム”。 あなたのそばに笑いを届けます。

能登にゆかりのある俳優2人が、復興のためにお笑いユニットを結成! 能登半島縦断ツアー「春夏秋冬」が2年目に突入。
初回公演、2回目公演と併せて1500名が観覧!

ゲンタケにとって、能登は“ホーム”。あなたが住む地域のそばに、僕たちが笑いを届けます。

勢いよく登る 健康な雄!

勢登 健雄(せと たけお)※写真左

  • 1980年1月25日生まれ。
  • マセキ芸能社所属。
  • 石川県七尾市中島町出身。
  • 実家は魚屋。小さい頃は家業が好きではありませんでしたが、大人になり、東京に出てきて魚の美味しさに感動!能登の魚大好き!
  • 2008年よりお笑いコンビ「ツィンテル」として活動。コンビ解散後は俳優としてテレビ・舞台・映画など多方面で活躍中。最近はテレビドラマを中心に多数出演中!能登弁方言指導、番組構成、謎解き、イベントMC、舞台企画にも携わる。
  • 趣味は映画鑑賞・バスケットボール観戦。猫好き。

主な出演作品

  • 「光る君へ」
  • 「替え玉ブラヴォー」「小さい頃は、神様がいて」
  • 「ぐるナイ」「リアル脱出ゲームTV」「ブラックジャックによろしく」「THE 重大事件」「フクロウと呼ばれた男」
  • 「連続ドラマ小説 まれ」「連続ドラマ小説 まれ」「能登の花ヨメ」「絶好調W」レギュラー
  • 内村文化祭(‘19)〜(’23)『muro式.「トイ」』ほか多数。

無名塾で30年お世話になった能登に恩返しを。

本郷 弦(ほんごう げん)※写真右

  • 1972年2月7日生まれ。
  • 1994年無名塾入塾(18期生)。YagiRock所属。
  • 東京都出身。
  • 父は本郷淳。母は柳川慶子。ともに俳優。祖父は彫刻家の本郷新。
  •  祖父が制作した樺太で亡くなった日本人の慰霊碑「氷雪の門」を題材にしたモダンバレエなど、北海道にゆかりのある仕事にも長年携わる。
  • 能登演劇堂の柿落としが初舞台。舞台・映画・テレビ等多岐にわたり活躍。
  • 趣味はギター・トランペット・殺陣・ボクシング。

主な出演作品

  • 「笑わせません、勝つまでは」「風の上で眠る」「アナザーチート」
  • 「日本統一」シリーズ「TOKYO VICE2」「燕は戻ってこない」
  • クリアアサヒ「熱唱!冬美のクリアブギウギ」篇
  • 朗読劇「有島武郎がたどり着いた場所」
  • 令和6年能登半島地震復興公演 無名塾公演「肝っ玉おっ母と子供たち」ほか多数。
  • 3/7,3/8に能登演劇堂で無名塾公演「等伯ー反骨の画聖ー」に出演!

動画で解説「ゲンタケ」とは?同じく能登出身の俳優瀧腰教寛が解説します!

ベテラン俳優2人が能登の公民館で手作りのお笑いライブを繰り広げます

〜ゲンタケ結成の経緯〜

運命の出会い!?

 2023年秋、能登演劇堂での公演に参加した勢登さんは、本郷さんと出会いました。「これからもよろしく」と本郷さんに言われた勢登さんは、公演のあいだのことかな?と思っていると、10年20年、末永く!という意味でした。
 能登半島地震が起きた元日、勢登さんは故郷の石川県七尾市中島町にいました。避難所生活を経験し、東京に戻りましたが、テレビに映る故郷は復興が進まず、壊れた建物が残る景色ばかり。“自分たちにできることは何だろう?” “能登のために何かしたい”。自然に想いは強くなりました。

第2回の能登演劇堂公演

 本郷さんは、発災直後からボランティア活動を行っていました。地震から9ヶ月後、令和6年9月能登半島豪雨が起きます。珠洲市大谷地区の被害を目の当たりにし、 無力感にさいなまれた自分。“なんの力にもなれない”。かつてボランティア活動をしていた頃にかけてもらった言葉がよみがえりました。「エンターテインメントが必要となる時期が必ず来るから」。いまだと思いました。“俳優人生があと30年あるなら、30年お世話になった分、30年恩返ししよう”。
 2024年4月、『ゲンタケ』が産声を上げました。目指したのは、自分たちで作り上げる舞台。1台の車に荷物を乗せ、運転、会場設営、音楽、芝居などすべてをふたりで行います。気がつけば、上演に向けてたくさんの方々がサポートして下さいました。2025年3月の第1回公演、11月の第2回公演と併せて、延べ1500名以上のお客様にお越し頂きました。

すべての皆様の想いを車に積めて。
次回、ゲンタケ公演は第3回目に突入!
復興は、まだまだこれから。
僕たちはずっと、能登と一緒にいます。
笑いの力で、能登を元気に。

春夏秋冬の見どころ!

ゲンタケ「春夏秋冬」は能登演劇堂公演を4/30までゲンタケ公式チャンネルにて全編公開中!
リンクはこちら。

①公演は第1景〜第4景で構成。能登の復興を春夏秋冬の4つの場面で描く。
能登半島地震の発災から1年間を、春夏秋冬の4つの場面で描く。
②第1景は勢登さんが経験した避難所生活が基になっています。衣裳は実際に避難所で着ていたもの。
③『ら・ら・ら』で有名な大物歌手とコラボした内容も出てきます!
④ユニット初の作曲・作詞『能登のブルース』披露!
⑤能登演劇堂の名物、大扉がコントで開いた!
⑥11月2日には、全国でもめずらしい演劇科のある石川県立東雲高等学校でワークショップも開催!ゲンタケが講師を務めました。

公演後インタビュー

−−2回目の公演の手ごたえはいかがですか?

 勢登(以下:勢):初回公演よりも2人の息が合ってきて、チームワークが高まりました。そのためか、お客さんの反応がものすごく良くて、リアクションを頂けている感じがします。

 本郷(以下:本):東京でも公演をやってよという声が多く、2025年10月に3ステージ上演しました。昨日、輪島と珠洲でやって、きょう、七尾東雲高校。普段の活動は東京ですし、東京出身なんですけど、ゲンタケにとっては能登がホームだなあと感じます。その雰囲気が、お客様が迎えて下さる温かさや朗らかさや優しさとかに変わって、あったかい拍手を頂いている印象がします。

七尾東雲高校でのゲンタケワークショップ

 勢:ゲンタケの特徴としては、ここで劇やりますから皆さん来て下さいというのではなく、車に必要なものを載せて、お住まいの地域の近くに届けにいっている感覚です。「よくここに来てくれたね」と喜んで下さり、ありがたいですね。

−−東京の公演を見たお客様の反応はいかがでしたか?

 本:能登へ2回目行ってくるんだねと声をかけてくれた人みんな、東京公演を見に来てくれました。メールやLINEでも、続けて下さいと励まして頂きました。

タケちゃんの物事を前に進めていく力がなければ、公演の実現はなかったです。自分は、能登でのお芝居の休演日に会場探しをしましたが、そのあとを具体的に詰めて、実現実行できたのはタケちゃんのおかげ。

 勢:公演の内容には石川県のローカルネタも出てくるし、能登半島地震が発災してから時期も経っています。東京の方にとっては風化しかかっている感覚もあるのかなと不安な部分もありました。しかし、東京公演を真剣に見て下さっているお客様の姿を見て、自信が深まりました。

 本:東京公演のお客さんで、ゲンタケを見に来ている行為が復興支援につながっている気がすると言ってくれた方がいました。東京公演は3ヶ所計700人のお客さんが見に来てくれ、700人のいろんな想いも1台の車に積めて、ふたりで回っています。レンタカーは1回目の公演のときより小さい車なので、舞台に使うパネルが運転席の上まで来るんですよ。(縮こまり運転するジェスチャー)

レンタカーに全てを積み込み、2人きりで各地を巡ります

 :次は大きめのレンタカーを借りようと思ってます。

 :ひどいんだよ。俺乗った瞬間爆笑しやがって。

 :写真撮ったんで、あとで送りますね。

 :それだけは勘弁して(笑)。

−−2回目の公演だからこそできたことは?

 :能登で2回目の公演を行うにあたり、『能登のブルース』を歌いました。僕らにとっても新しい試みですし、春夏秋冬にかんしても、もっと良くなるだろう、もっとお客さんに言葉が届くんじゃないかということを、立ち稽古しながら話しています。立ち稽古に稽古全体の1/3の時間をかけて、シチュエーションを磨き上げました。もっと良くしたいという思いはキリがありません。あぐらをかかずにやろうかなと思っています。

賑わっていた頃の能登、輪島漁港の風景
かつての輪島朝市、今は更地になっています

−−来年の目標は?

 :まだ行っていない穴水町や能登町などで、上演できたらいいな。

 本:夏と冬もできたらいいですね。どうせやるなら大変なことも含めてやったほうが、手応えもあるだろうし。

 勢:厳しいんですよ、ゲンさんは。

 本:そうだよ厳しいぞー。人には厳しく。自分には優しく。

−−10年後、ゲンタケはどのようなユニットになっていると思いますか?

勢:『春夏秋冬』は、被災した僕とボランティア活動をしたゲンさんという俳優2人が作った作品です。今後も全国どこでも地震が起きる可能性はありますから、その時に被災地を勇気づけようと思った俳優たちが、ゲンタケシステムで作ってみようぜと、選択肢の一つのスタイルになれたら素敵ですね。

 :そう簡単に復興したねと感じられる状況が、能登に訪れるかというのは、甚だ懐疑的なんですよね。僕は30年能登にお世話になって、ささやかながら恩返ししたいと思っていますが、七尾出身の勢登健雄というパートナーとやれるのは本当にラッキー。来て下さいという人がいる限りやろうと思っています。

最新出演情報】本郷さんは3月7日・3月8日に能登演劇堂で無名塾「等伯−反骨の画聖−」に出演!


本郷さんは2026年3/7,3/8に七尾市の能登演劇堂で上演される、故・仲代達矢氏率いる無名塾の渾身の一作『等伯 —反骨の画聖—』に出演されます。
ゲンタケとのギャップにも地元では大注目です。

また、「等伯」上演に寄せて、本郷さんからメッセージをいただきました。

昨年11月に師である仲代を見送りました。
あまりに突然のことで、正直まだ実感がありません。
現在、この3月に「能登演劇堂」で再演される、仲代最後の演出作品『等伯-反骨の画聖』上演に向けて、連日稽古に励んでいます。
いつものように稽古場に仲代さんがいるような気がしています。
しっかり舞台を務める事で恩返ししてゆきたいと思っています。
2ステージだけの特別な公演、能登・七尾の生んだ稀代の天才絵師・長谷川等伯の物語を、師の愛した「能登演劇堂」の舞台で、是非多く方々にご覧頂きたいです。

公演情報はこちら。

復興応援 第2回 能登半島縦断ツアー『春夏秋冬』

コメディーユニット ゲンタケ

復興応援 能登半島縦断ツアー『春夏秋冬』

2025年11月1日(土)〜3日(月)

輪島・珠洲・七尾・金沢の4都市5会場で開催 
入場無料

能登半島縦断ツアー前には東京公演も開催

11月1日(土)
輪島市「皆月多目的集会所」 午前の部/9:30開場 10:00開演
珠洲市「蛸島公民館」 午後の部/15:00開場 15:30開演
11月2日(日)
石川県立七尾東雲高等学校演劇科実習棟「keiko場」
午後の部/12:45開場 13:15開演
11月3日(月・祝) 
七尾市 能登演劇堂展示ホール 午前の部/10:00開場 10:30開演 
金沢市民芸術村オープンスペース 午後の部/15:30開場 16:00開演

これまでの活動

東京公演 「復興支援 能登半島縦断公演 お披露目会in東京」
10月3日(金)
武蔵野芸術劇場小劇場 第1部14:00公演 第2部19:00公演
 
第1回能登半島縦断公演『春夏秋冬』
2025年3月7日(金)〜3月9日(日)
3月7日(金)石川県七尾市田鶴浜 仮設住宅集会所/金沢市民芸術村
3月8日(土)珠洲市岬町寺家 下出集会所/珠洲市宝立町鵜飼 宝立公民館
3月9日(日)七尾市中島地区コミュニティーセンター

能登演劇堂